2017年8月3日木曜日

8月3日(木)18日目 VMC7日目(裁縫の授業)

こんばんは。こちらは今、夜の23:17です。

今日はヴィラマリアにて
3,4限目の裁縫の授業にお邪魔してきました。
教室に行くと団長がいました。


裁縫の先生に挨拶すると「いつも研修生は礼儀正しくこの授業でも一生懸命頑張ってるのよ」と教えてくれました。
こんな風に言ってもらえることは教員としても嬉しいものです。

授業では、それぞれが取り組む課題を決めて
活動していました。ある生徒はパソコンを使って授業を進め、
ある生徒は型紙から自分の作るシャツやスカートを作っていました
基本的な形ではなく、こだわり、攻めたデザインのものが多かったです。


研修生はミシンの使い方を教えてもらい、ティッシュケースを作っていました。
ミシンの機能を使って様々なステッチで模様をつけています。
 
バディのルーシーが研修生の様子を見にきて、
「裁縫の授業はどう?」と話しかけてくれていました。
研修生の作ったティッシュケースを見てすごーいと友達も褒めてくれていました。

途中、ボビンの糸がなくなったり、どうやってボビンをはめたら良いのか分からなくなったり、助けが必要な時がありました。
チャンスです!さぁ、先生に聞きに行きますか。
それとも勇気を出して生徒に聞きに行きますか。
 
悩んでいると生徒が「なにか手伝えるかな?」と気を利かせてくれ寄ってきてくれました。
や、優しいですね。
研修生もおかげでその生徒にお願いすることができました。無事問題も解決し、ミシンでの作業を続行することができました。
なかなか生徒に声をかけるのって勇気がいるけれど
きっかけをくれたその子に感謝しています。


研修生はもくもくとティッシュケースを作っていき、合計7つもの作品ができました。どんどん上達してデザインが異なり、より華やかなものになっていっています。
教員もついつい裁縫に夢中になり、いらない生地にニュージーランドの国の植物であるシルバーファーン(シダ)を刺繍していました。

先生もミシンの機能を丁寧に教えてくれていました。


教室にもファッション誌がありました。
これらからインスピレーションを受けて創作活動に入っていってるんですね。

普段どんな授業をしてるのかなと思って、生徒のノートを見させてもらいました。


1人の生徒として同じデザインのシャツはいません。
みんな雑誌やファッションショーからインスピレーションを受けて、自分でイラスト化して生地を選びノートに仕上げるまでを記録していました。
 
 
 
本当に作りたいものを作っているのだなとノートを見て感じました
これだけ生徒の好きなように活動させるためには教員側も相当大変だろうなと、ついつい教える立場で物を考えてしまうのでした。

ノートにクライストチャーチのボタニカルガーデンで開かれたファッションの展覧会のページがありました。色とりどりの植物とドレスの融合。とっても刺激的です。

ヴィラの生徒と会話をするのもまた楽しいです。
「新しい校舎はどう?実は私たちの学校も新校舎ができたところでね。」と話すと「とっても気に入ってるわ、前よりこっちの方がずっと暖かいもの。」と生徒。
そうしていると先生がクラッカーとチーズをだしてきてくれました
 
 
 
日本の学校ではありえない光景ですね。
チーズとっても濃厚で美味しかったです。
さすが乳製品大国ニュージーランドですね。

ヴィラマリアでもそうそうあることではないそうですが。
ラッキーでした。
 
こちらの裁縫の授業、ヴィラマリア高校の新校舎(Kia Toa Building)で行われていました。きれいな2階建ての校舎で、全て授業のための教室として使われています。
2階の教室はガラス張りで、授業風景がよく見えます。



2017年度SCC研修生は、新校舎で授業を受ける初めての研修生たちです。
You are so lucky!

お昼ご飯を食べて、日本語の授業を受けました。
研修生の1人がバディの制服を着てやってきました。
なかなか、似合っていますね。
バディとハイチーズ!3人とも素敵な笑顔ですね。


今日の内容はそろばんと給食についてでした。
研修生のみなさんは、自分たちの食べていた給食について英語で教えてあげていました。
ニュージーランドでは給食というものがほとんどの学校にはないらしいです。
質問しあってお互いに刺激を受けていました。

本日のミーティングの研修生のコメントを紹介します。

「今日は最後の裁縫の授業で、先生に"Keep your smile"と声をかけてもらって嬉しかったです。この研修でポケットティッシュケースを7つも作りました(笑)桜の刺繍を入れて、バディにあげる予定です。バディに言いたいことは日本語ではたくさん出てくるけれど、英語ではなかなか出てこないので歯がゆいです」

「初めて体育の授業を受けました。先生が丁寧に教えてくれて、日本の体育の授業とはっちがって面白かったです。運動量が激しくてびっくりしました。友達のバディがたくさん話しかけてくれて嬉しかったです、宿題のこととか、たくさん話せました」

明日はいよいよVMC最終日です。
今日のミーティングの最初にも、歌う歌「あいうえおんがく♪」の練習をしました。

ミーティングの後は、バディに渡す手紙を書く時間に当てていた研修生が大半でした。
教員もたくさん添削し、アドバイスしました。
各自2時間以上かけて書いた手紙は、きっとバディの心にも響くでしょう。

では、本日の研修生のコメントです。

「1時間目はP.E.でボクシングをしました。
 バディは友達とペアを組んで、私は研修生と組みました。
 体育の先生はいつも通りのムキムキでした(笑)
 最近バディに、『あなたの英語が上達してる、先生の言っていることも
 ちゃんと理解できていたり、私の友達が質問していることにも
 ちゃんと答えれてて、すごいと思うよ』って言われて、本当に嬉しかったです。
 NZに来て本当に良かったと心から思えました。
 学校に行けるのもあと1日。まだまだ吸収できてない所がたくさんあるので、
 できるだけ多く吸収できるようにします。」(N.I.)