2017年8月5日土曜日

8月5日(土)20日目 体育の授業・ピザパーティ

ニュージーランド出国まであと3日。
今日は研修生たちがずっと心待ちにしていたイベントがありました。
体育の授業です。

今まで体育の授業になるはずだった日は、天候の関係で何度も予定を変えてしまっていたのですが、ニコラ先生の協力があって本日、ヴィラマリアの生徒たちとの授業に参加することができました。

授業はヴィラマリア高校の体育館で行いました。
教えてくれたのはケイト先生(写真の水色の上着の女性)です。

 

まずはウォーミングアップの運動で、「しっぽ取り」をしました。
しっぽに見立てた黄色のヒモをズボンに挟み、お互いに追いかけっこをしてとっていきます。たくさん取れた人が勝ちです。



続いては、2チームに分かれて試合(ゲーム)を行います。

まずは指示役の生徒が、
数字(参加人数)とスポーツ名を叫びます。

例 "Four! Basket ball!"
→各チームから4人が出て来て、指示役から投げられたバスケットボールを受け取り、試合を行います。先に先制点を取ったチームに得点が入ります。



バスケットボールの他にも、ホッケー、サッカーをしていました。



チームメンバーが戦っている間、待機のメンバーは応援!
得点したらすぐに次の試合の指示が出されるので、指示を受けたら待機組はすぐに次のボールをもらいに走ります。

 

 試合結果はこんな感じです。

 

次は「オクトパス」というゲームをしました。
まずは3名、ポリエステルの棒を持ったメンバーが中央に立ちます。



残りのメンバーは端に1列に並んで待機後、

 

中央の3名に"GO!"と言われて、ポリエステルの棒に当たらないように走ります。
中央の3名に当てられたらフリーズ、動けません。



これで、中央の3名と動けなくなったメンバーが、走り続けるメンバー全員にタッチできたらゲームは終了です。これに似ているゲームで言えば、日本の「氷おに」でしょうか?
研修生は、なぜか進んで「オクトパス」役をやりたがるメンバーが多かったです…



最後には、2チームに分かれてフリースロー対決をしました。
先に21点先取した方が勝ち。シュートが決まるたびに大歓声でした。
研修生たちもたくさんシュートを決め、大健闘していました。

 

 

授業の最後には、たくさん声をかけてくれたヴィラマリアの生徒との記念撮影!

 

初対面の生徒たちとも、授業が終わる頃にはすっかり仲良くなってました。

 

 続いて、夜は本日の一大イベント、ピザパーティです!





参加するバディたちの好みに合わせて、ニコラ先生が15枚ピザを注文してくださいました。グルテンフリーのピザ、ベジタリアン用のピザ、なんとチーズなしのピザまであります(笑)ピザが苦手なバディのためのホットチップス(フライドポテト)も用意。



8名の研修生の配った招待状で、12人ものバディが駆けつけ、教員も含め総勢24人のパーティとなりました!日本語の授業のサラ先生(写真左端)も来てくださいました。



最初は楽しく話しながら食べていた研修生とバディたち。

が、ピザを食べ終わった頃から、あるバディの提案でゲームが始まりました…
全員が手を叩きながら数字を言い、どんどん数字を伝言で付け足していきます。



誰かが数字を間違えるたびに、みんな大笑い。



次は研修生が動きました!
「椅子取りゲームをしよう!」



まずは研修生が"Please look"と見本を見せます。
音楽が流れている間、椅子の周りをぐるぐる回って、音楽が途切れたら座る、1つの席に2人が座ったらじゃんけんします。



今度は全員でゲーム開始です。



席がかぶったら"Rock, Paper, Scissors!"



イスは研修生がどんどん少なくしていきます。
座れなかった人が中央の空間に増えて、面白いことになって来ました。



ますます座れる人が限られて来ます。

 
 もう中の空間に人が入りきらなくなって来たので…

 

少人数で勝負!

 



最後の1人には、拍手喝采でした。



お次のゲームも、研修生の提案で「だるまさんがころんだ」をしました。



この人数でHinokiの教室はさすがに狭かったのですが、すごく盛り上がりました。



「だるまさんがころんだ」をバディたちが発音するのはなかなか難しく、何度も教員がフォロー。

 

バディたちも、ルールがわかって来たら楽しく遊んでいました。



 ゲームが終わったら、アイスを食べて記念撮影。

 

 

バディが帰る時間が近づくと、研修生たちは名残惜しさがこみ上げて来たようです。
お互い声を掛け合い、ハグし合う姿が。





 



 

バディが帰る際、研修生がそれぞれ駐車場まで見送りに行きました。
HInokiの入り口で少し研修生とお話をしてから、帰るバディもいました。

VMC初日は不安いっぱいだった研修生たち、けれど最終日は涙でバディと別れを惜しむことができました。VMCで過ごした8日間が、研修生それぞれにとってどれほど濃いものだったか、よくわかります。どの研修生も、日本に帰国してからもバディと連絡を取るつもりなので、ご縁はこれから続いていくでしょう。

バディたちが全員帰った後、研修生全員がなんと整列をして、ピザパーティを企画してくれたニコラ先生にお礼を言いました。

 

 明日はいよいよ、コワイ・ブッシュでのたくさんの自然体験が待っています。
 ヘンク先生が一緒に来てくださいます。
 今日は研修生たちにはよく寝てしっかり休んで、明日に備えて欲しいですね。

では、本日の研修生のコメントです。

「バディがピザパーティに来てくれて嬉しかったです。
 たくさんゲームをしてとってもおもしろくて楽しかったです。
 バディに扇子を渡したらおやつをたくさんくれて、手紙もくれて、
 読んだ瞬間に泣きそうになりました。
 バディが帰る前、もう会えないと思うとすごく寂しくなって
 いっぱい泣きました。そして、言い残すことがないくらい
 思ってることをたくさん伝えました。そしたら2人して泣いてしまいました。
 またNZに戻って来てねって言ってくれて嬉しかったです。
 車まで送っていった時もたくさんしゃべりました。
 彼女たちとバディになれて幸せでした!」(I.M.)

2017年8月4日金曜日

8月4日(金)19日目 VMC最終日(日本語の授業であいうえおんがく♪・日本語フェスティバル)

ヴィラマリア高校に登校するのは今日が最後になります。

バディへの手紙にプレゼントに朝から大忙し、
日本語の授業で歌う「あいうえおんがく」を口ずさみながら登校しました。
外に出て、息を吐くと真っ白です。

学校につくとバディが迎えにきてくれました。



まずみんなはホームルームクラスに行きました。
その間にグラウンドまで散歩してきました。
朝日とグラウンドの芝生です。霜がかった芝生が陽の光で輝いていました。
さぁ、最終日のはじまりですね。



土曜日のピザパーティに来れないバディとは今日が本当に最後の日になります。
ニュージーランドで初めて出来た友達、8日間毎日一緒にいてくれた友達、自分たちの未熟な英語をサポートしてくれ、たくさん会話し、時に些細なことで大笑いした友達、そんなバディとのお別れです。簡単なはずがありません。
ヴィラマリア最終日。
今日1日を全力で楽しんできて欲しいと思います。

1時間目は日本語の授業でした。
今日は今までの復習をかねて、「放課後なにをしますか」の質問をそれぞれが考えて練習しました。



パートナーを変えては会話の練習をします。
変えるごとにサラ先生が質問を受け付けますがなかなか返ってきません。そこでサラ先生、「困ってないということは、みなさん毎回人を替えているだけで同じような受け答えをしていませんか。色んなバリエーションで返事や質問をしないと上手くなりませんから、もっと考えて答えてみてください。」と生徒たちに語りかけてました。
生徒たちも真剣に聞いています。

 

すると「日本の学校に合宿はありますか。」
「日本の学校の長期休暇はいくつありますか。」
などなど、物凄くこだわって質問を考えているグループも出てきました。
しかし、日本語でなんていうのか分からないので、
バディと一緒に考えながら日本語の質問に直していきましたよ。

この日本語の授業で2つの言語を使い、お互いに協力して学習に励むことができましたね。
みな積極的に取り組み、多くのことを得られたと思います。よく頑張りました。



授業の間に、研修生から日本語の授業でお世話になったみんなにありがとうの気持ちを込めて歌のプレゼントです。
まず最初に団長が代表でみんなにお礼の気持ちを述べました。みんな一生懸命聞いてくれました。

そして「あいうえおんがく」を前に出て歌いました。



感謝の気持ちを込めて最後に礼。
「ありがとうございました。」



ヴィラの生徒にも
日本語、音をローマ字にしたもの、英語訳のお手製歌詞カードを配りみんなで歌えるように準備してきました。
とっても早い歌だけれど、みんなで頑張って口ずさみました。



この歌は日本語・英語を勉強する彼女たちにとって素敵な意味をなす歌詞だと思います。
ヴィラマリアのみなさん、素敵な思い出をありがとう。



授業の最後に
サラ先生がみんなのためにニュージーランドのお菓子を準備してくれて、みんなで食べました。



ピンクの可愛いカップケーキを焼いてくれたバディもいました。忙しい中作ってきてくれてありがとう。
その気持ちが本当に嬉しいです。
 

お昼休み、クライストチャーチ周辺の学校の日本語の授業のYear10の生徒がヴィラマリアのホールに集まり、日本語祭りが開催されました。

トニー先生とサラ先生から招待されてお邪魔してきました。
現地で日本語を指導されている先生方にお会いしました。みなさんとっても元気いっぱいです。
日本語のアイウエオ体操というエクササイズをみんなでしました。
拳を突き上げます「あ・い・う・え・おーーーー!!」



こちらはクライストチャーチの剣道道場のパフォーマンスです。
面、胴、小手の説明や
独特の掛け声の説明を丁寧にしています。
掛け声の大きさ、その珍しさにみんな目を見張っていました。





ブースに分かれて
浴衣着付け、折り紙、習字、けん玉と様々な体験をしていきました。

教員も何かできないかと
折り紙コーナーにまぎれ込み、インストラクターとしてお手伝いしました。
兜を折りました。サムライハットですね。

日本語と英語を織り交ぜながら
一緒におっていきます。兜が出来上がった時
「ごめん、みんなの頭には小さすぎるね」と冗談めかしていうと「かっこいい」と言ってもれなくみんな頭の上に小さな兜をのっけてくれました。

さらにそこから金魚にトランスフォームさせると
「ぉおおおおお」と歓声が起こります。

可愛いっと兜を頭にのせて盛り上がっています。
「あなたの兜はピンクだからお姫様みたいね。あなたのは赤だからサンタクロースみたい。あなたのは黄色いからピカチューみたい。」と教員、すると写真右端の女の子が「私のは黄緑だから…シュレックね」と自ら笑いを誘ってくれました。



ヴィラマリアの生徒だけでなく他校の生徒とも交流がもてて貴重な経験となりました。

5限全てが終わり、研修生を迎えにいきました。
すると、あらあらお別れが寂しくて涙を流す研修生もいました。バディに"BE HAPPY"と励まされていました。



みんなバディにしっかり気持ちを伝えられたみたいですね。
最後だなんて言いたくない。きっとまたあなたに会いに来るからそれまで

See you again.

 









今日は大学のカフェテリアで食べる最後の日でした。
笑顔で食べ物をプレートについでくれたスタッフの方々ともお別れです。
お礼を言って、ご飯をもらいました。
 

最後のご飯は、Pork/ChickenとChipsでした。
もう研修生たちは、Chipsといったら「フライドポテト」とわかるようになっています、3週間近くここにいた成果ですね。

 

今日は研修生1人が体調不良のため寮でごはんを食べました。
食欲はあり、今はゆっくり休んでいます。



今日のミーティングでの研修生のコメントです。

「今日バディと一緒に行った朝のホームルームで、今日が最後の登校日だったから先生に『またいつか会える日まで』と言ってもらって、ハグしてくれました、嬉しかったです」

「明日のピザパーティ、バディが来てくれるのですごく嬉しいです。お昼休みに一緒に写真を撮って、連絡先も交換できました」

「体育の授業後、更衣室ですごく消臭スプレーと香水の匂いがして、ニコラ先生のいっていたことは本当なんだと思いました(笑)」

→ニコラ先生はVMC事前の英会話の授業で、「ニュージーランドの女子校は香り付きの消臭スプレーの匂いがする」と教えてくれていたんです。

「日本語の授業であるバディが作ってくれたカップケーキが甘すぎて食べられませんでした、ごめんなさい。今日会えるのが最後だったバディと連絡先を交換できて、プレゼントを渡したらハグしてくれて、もうお別れなんだと思うと泣いてしまいました。私が泣いているとバディ2人が笑わせようと低い声で話したり、ダンスしたりしてくれて、余計に泣いてしまいました」

「体育の先生に授業のお礼を言って、自分が体育教師になりたいことを話したら、
 『日本に行くから、その時は一緒に働こう』と言ってもらって本当に嬉しかったです。
 今日でお別れするバディには扇子をプレゼントにあげて、手紙を渡しました。
 『学校がなかったら空港まで見送りに行ったのに』と行ってくれて、
 ハグしてくれました。寂しいです。連絡先も交換できました。」

国を超えた貴重なご縁に恵まれ、短い期間ながらも絆が生まれた研修生たちとバディたちです。

そして今日のミーティング後も明日のピザパーティに向け、バディへのお手紙作成に余念がありません。1人のバディに2ページ以上書いている研修生も。日本で買ったきれいな便箋に丁寧に清書していました。



熱心にお手紙を書いている研修生の向かいには、熱心にティッシュケースに刺繍をする団長の姿が。日本の自宅から持ってきた裁縫道具で刺繍しています。バディの名前のイニシャルを入れているんですって、可愛らしいですね。明日のピザパーティでバディに渡す予定だそうです。

 

今日もKeyakiのCommon Roomで2時間ほどお手紙を書いたりしていました。
明日の夜のピザパーティ、心に残るパーティとなりそうですね。

では、本日の研修生のコメントです。

「villa mariaの最終日でした。日本語の授業でのあいさつは文章が飛んでしまって
 焦りました。でも感謝の気持ちを伝えることができたので、よかったです。
 3時間目の保健の授業で、私が前にうつしだされていたスライドをうつしている途中で、
 次のスライドになってしまって、あ〜ってなっている時にバディがサッと
 自分のパソコンを出してみたかったスライドを出してくれました。
 困っていることに気づいてくれたことがすごく嬉しかったです。
 この10日間で私は、英語のlistening力が上がったのかどうかわかりません。
 今日も、バディが話しかけてくれていることがあまり聞き取れなく悲しくなりました。
 もっと英語を勉強して、次バディに会ったときはちゃんとした会話ができるように
 がんばりたいです。いつも一緒にインターバルの時間を過ごしている子にプレゼント
 を渡したらハグしてくれて嬉しかったです。
 このSCCもあと5日です。ほんまにあっという間でした。
 残り少ないですが、New Zealandを思う存分満喫したいと思います。」(R.T.)