2017年7月27日木曜日

7月27日(木)11日目 VMC2日目(日本語の授業)

ヴィラマリア高校2日目、
朝8時35分に駐車場に集合して学校に向かいました。
 

初日に比べて足取りが軽く、予定よりも気持ち早く学校に着きました。
振り返ると、昨日それだけ緊張して学校に向かっていたのだなと研修生の気持ちが伝わってきました。少しだけ気持ちがほぐれて、今日は何が起こるのだろう、何を話そうかなと楽しみに思う気持ちを持っている研修生が多かったです。


学校の始まる時間は曜日によって異なることがあります。今日は9時前には学校に到着して、バディが迎えに来てくれるのを待ってました。朝受付のところへ行って自分の名前の書いてあるところにチェックをします。
 

国際交流室長のトニー先生に「おはようございます。時間通りにきちんと来れたね。もうチェックはしたかな。」と挨拶してもらいました。みんな元気に「しました。」と返事していましたね。

バディが次々とやってきて、研修生を迎えにきてくれました。"Have a nice day!" と言って、1人ずつ送りだします。自分のバディがきてくれたら、研修生は「良かった〜」と安心した顔をしていました。最後の1人も「来てくれるかなぁ。」と不安がってましたが、きちんとバディがきてくれました。いってらっしゃい。と授業に向かう研修生の姿を見守ります。


今日は生憎の雨模様でした。
クライストチャーチの気候は暖かく快晴が多いとのことですが、
クライストチャーチに来て早くも二度目の大雨です。もしかしたら、私たちは雨女なのかもしれませんね。建物の外に出ると風にも吹かれとても寒かったです。

図書室にいるとある研修生とバディがいました。一緒に研修生が読める本を探してくれていました。相談しながら色々探しています。コミュニケーションをしっかりとってくれるバディで、研修生も一生懸命答えようとしていました。
 

 こちらが図書館です。

 

日本の漫画もありました!もちろん、台詞は英語です。
 

お昼ごはんは、ニュージーランドらしく紙バックの中に入っていて、リンゴがついてきます。トニー先生が図書館の入り口でいつもご飯を持ってきてくれます。
お昼ごはんをもらいにきた研修生とバディをパシャリ。
 



今日は5限目の日本語の授業にお邪魔してきました。
こちらが、日本語の授業を受ける教室です。




研修生もバディのみんなも居ました。
ヴィラマリアで日本語の授業を教えているサラ先生です。



授業が始まると、最初に日本語で自己紹介をしました。「こんにちは。私は◯◯です。好きなことは◯◯です。」と自分の好きな趣味、科目を教えてくれました。
全員立って、発表してくれます。


subject(科目)が好きです。
subjectとsubject が好きです。
A (subject)よりB(subject)が好きです。

など、場合によって、使い分ける練習をしているみたいです。
3人ずつのグループに分かれてプリントを使って、
「どんな 教科がすきですか。」「わたしは◯◯が好きです。」と質問をしあいました。







研修生は同じグループにいる生徒の質問に頑張って答えていましたね。教え合うことができて、お互いにコミュニケーションがとれていることで満たされた顔をしていました。





明日は日本語の授業が1ー2限とあり、そこでダンスを披露します。
なんと、クライストチャーチの大学生と高校生が6月にワークショップを行い、なんでも恋ダンスを踊ったんだとか。なんという偶然でしょうか。YouTubeでその様子を見せてもらいました。



みんなとても上手で楽しんで踊っているのがわかります。
明日は、みんなで踊れるかもしれませんね。わくわくしてきました。



その後、漢字を使ったカルタをしました。
サラ先生が英語で呼んでくれるので、研修生にとっても簡単ではありません。
"left"(左)と言われた時に、
間違えて 右 を選んだ生徒もいました。難しいですよね。それは右だよと教えてあげると、そうだったわと悔しそうな苦笑い。



もちろん上の写真も、「じゃんけん ぽん!」とヴィラマリアの生徒たちが日本語で発音してジャンケンしてました。可愛いですね。



バディに挨拶をして、学校から帰るときトニー先生が雨が強いからと研修生に傘を貸してくれました。とても紳士的な方です。

クライストチャーチで多くの方にお会いしてきましたが、みなさんとても親切で明るく暖かな方ばかりです。



今日のミーティングで共有した、研修生の感想を載せたいと思います。

「昨日なんの授業をしているのかも分からなかったけれど、今日同じ授業があってようやく宗教の授業だとわかりました。動画をみて勉強をしていたが、バディが日本語の字幕を自分のためにつけてくれて、内容をより理解することもできたし、気遣ってくれた優しさが嬉しかったです。家庭科の時間にミシンに糸が絡まって、これは先生に助けてもらわないとと思ったけれど、説明が難しいのでなんとか辞書を使って「糸がミシンに捕まった」と状況を伝えることができました。」

「昨日はバディの言ってることがわからず全く話せなかったけれど、今日は話せてよかったです。授業でもゆっくりと話してくれて、英語が好きだと改めて思ったし、自分に勢いがついてきたなと感じた1日でした。あと6日しかないんだから、ウジウジしててもしょうがない。勢いつけて頑張ろうと思いました。日本語の授業では、母国語なので文のしくみを理解して話している感覚が自分にない分、文法を学び話しているヴィラマリアの生徒たちが凄いなと思いました。」

「演劇の授業で、今日は感情を表現することを1人ずつしていましたが、周りがいきなり怒りや悲しみを表現したりするのに驚き、自分は訳のわからないまま進められているので、雰囲気に溶け込めなくてしんどく感じています。素直にあまり、好きではないと言っても大丈夫なのだろうか。日本語の授業では、自分が逆に教えてあげることができる立場になり、生徒たちの日本語と私たちの英語がきっと同じように見えているのだろうなぁと思いました。」

「バディが質問を沢山してくれて会話を楽しむことが出来ていますが、その質問が理解できず、適当に合わせて返事を返してしまうことがあります。今日もわからないことがあって、笑顔でyesと答えてしまったけれど、その時にバディの顔が曇り、あれ?おかしいなnoと答えるべきだったのかなと思い"sorry, question slowly please"と聞き返すと、ヴィラ(ヴィラマリアの略称)は気に入った?」とバディが訪ねていたことが推測できました。略称じゃ分からなくて、焦ってヴィラマリア?!と聞き返すと確認できて、本当に聞き返して良かったです。これからは分からないことはきちんと聞きます。」

「バディの言ってくれていることが理解できなくて、新しい友達がきた。その友達とバディが別れる時にバディの方についていったら笑われた。どうやら、新しい友達は私のもう1人のバディで、本当は彼女の方についていってねと言われていたらしい。そんなハプニングもあったが、とっても優しくて楽しい時間を過ごせた。家庭科の時間にエクレアを作ったのだが、自分の班が失敗してしまった。バディが自分のものと失敗作を交換して渡してくれた。とっても優しかったです。数学(math)をメスと発音するのに驚きました。腕(arm)はアームではなく、エイムでした。」

「お腹が空いていると伝えたら、沢山の友達が少しずつお菓子をわけてくれました。バディに数学を教えてもらって、まだ日本で習っていない範囲なのに英語で理解することが出来て、すごい嬉しかったです。」

「今日図書室で本を探していると、バディがもっと薄くて読みやすい本があるよと教えてくれました。そして図書室で本を私のために借りてくれて、7冊も借りました。帰りのリュックが重かったです。読める分だけ読んでみようと思います。」

「体育の授業がボクシングで、日本ではなかなかしないから、新鮮でした。2時間連続はとってもハードで、バディがバテて笑っておかしくなってました。体育の女の先生の教え方が丁寧で、あんな風になりたいと将来の参考になりました。そんな先生と出会えるチャンスを作ってくれたバディにも感謝したいです。」

どの研修生も昨日より積極的に行動し、多くのものを得たVMC2日目でした。

では、今日の研修生のコメントです。

「今日は雨で頭痛くなるし、疲れることが多かったです。
 でも、もう1人バディが増えたのは嬉しかった。英語がわかりやすい人でした。
 今は10日経って、いろんなことがあったり、いろんな経験をしているし、
  毎日いろんな意見が聞けて楽しいし、たくさんのことを学んでます。
 この3週間はめっちゃ大事だと思うし、たのしいことだけじゃなくてしんどいことも
 いろいろあるけど、残りの日々をめっちゃがんばろうと思います。
 明日も頑張ります。」(H.T.)